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大きい新婚さんと一緒に裏口からシートに通され、「なんかすげーVIP」。隣には脚本の先生。おおおお。いいよ、端っこで。その方が落ち着くし、なんて浮ついてる。30分以上早く着き、いつも遅刻かぎりぎりに行って気取ってるのに、なんか待ちきれない感じじゃないですかー。なんて、そわそわをかくしていたら、暗転。。。。。。。。
気がつくと私たちは昭和の戦時中にいた。「昭和は戦争があったんだ。。。けっこうちかいな。」まだ、会場は緊張が漂い、温まっていない。空気が温まっていないのを感じる。役者さん表情が伝わってこない。ステージと近すぎるのではないのか。はずかしい。なんかは恥ずかしい。小説や、映画、テレビは表情はオブラートに包まれている。しかし、ここにはない。観客の緊張は役者さんに色づけをする。事件がほしい。
だんだんと事件が起きる、倒れて抱かれる人探しの少女。んんかわいい。憲兵。映画、詩人、オーナーの爺さんはすばらしい。どうやら主人公は過去をもつ。掃除のおっさん。女流作家。銀座のホットドック。
だんだん確信に迫る。気がつくと、会場全体が一体に、のめり込み、感情が踊り、観客も舞台の上、話の中にいる。空気は温まり、頬を涙がぬらす。啜り泣きが聞こえる。会場の近さが親近感に変わっている。。。。。。。
感動のうちに舞台が終わるとなんか、寂しさを感じる。続きをしりたい、まだ、あの時代にいたい。そんな気持ちで出口へ向かうと役者さんが迎えてくれる。ありがとう。すばらしいかった。ありがとう。
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