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いつも何気なく飲んでいる珈琲。忙しい毎日に、ほんの少しゆとりを与えてくれる珈琲。そんな珈琲がどうやって美味しい珈琲に産まれるかを勉強してまいりました。グリーングレーディングセミナーとは、ディフェクト(欠点豆)を取り除く方法の勉強会です。レポートを報告します。
ちょっと難しいので基礎知識から伝授
珈琲のグレードは大きく分けて、スペシャリティー/プレミアム/ビロウプレミアムに分けられます。この格付けは品種や精製方法、生豆の乾燥状態、スクリーンサイズ(豆の大きさ)などによって分けられますが、ディフェクトの多さも条件に含まれます。
ちょっと難しいかな
もう少し基礎知識を。
では、簡単に品種を説明。大きく分けてアラビカ種とロブスタ種に分けられます。美味しいのはアラビカ種。ロブスタ種は主に缶コーヒーとかに使われています。アラビカ種の中でも原種に近いティピカ種とブルボン種が貴重。でも世界中でほんの少ししかないのです。昔は中心にあったこの品種も今はハワイや東チモール、パプアニューギニア、ジャマイカなど数カ国のみの産地に。味は多少落ちても、品種改良により病気に強く、生産性の高くなったムンドノーボ種、カツーラ、カツアイ種にとって代わっていっています。
簡単にいうとスペシャリティーの最高級は品種がティピカ種で、お水でよく精製した「フルウォッシュト」で自然乾燥の「サンドライ」乾燥の豆ということです。しかもスクリーンが大目のもの。これはうまいぞー。
さて、今日の本題のディフェクトの除去へ
スペシャリティーといわれる生豆(グリーンビーンズ)には、現地の除去によりディフェクトがほとんど無い状況のはずです。教材にはいろいろ入っていて、なんか宝探しのようで、楽しかったですよ。まあ、ハンドピックでいろいろな欠点豆を取り除くわけで、こういう経験はしたことがなかったので、貴重でした。欠点豆には腐敗した真っ黒いものや虫食い、割れてしまったもの、未熟豆などがあり、じかに触って見ないと写真や本ではわかりにくいので助かりました。ディフェクト数でも格付けにもかかわってくるので、石なんか入っていたら「してやったり」とほくそ笑まなければなりません。
いずれは自分で生豆を仕入れて、焙煎して「のらりブレンド」や「うるとら珈琲」を発売したいと思ったりしてますよ。そのとき石でも入ってみてみろ。「こんにゃろー」です。コロンビア産には異物混入が多く、コスタリカ産には石が多く含まれるらしい。針金や釘まで入っていることも。縫い針混入のいたずらにも引けをとらない。おそろしい。そのうち入れ歯なんか入ってくるんじゃないのか。そうなったら電車の忘れものとも争えるぞ。
帰りにおいしい堀口珈琲のエチオピアのナチュラルを飲んで、幸せを感じ帰宅しました。ほりぐちさんは少々おつかれで、不機嫌だったなー。
でわでわ。 うるぼすっす。